このデッサンを見て、アーティストの名前がすぐに浮かぶとしたら、その方たちは美術の専門家だろうか。
Duは、スイスドイツ語圏で発行されている、アート&カルチャーマガジン。
いずれもトップの写真家を起用し、グラフィックが大変クールに整理されたスイスデザインのお手本のような誌面だ。
距離感が心地良く、EVERY PAGE AN EYE-CATCHER と言い切るほど、洗練されて美しい。
これら3点のデッサンの先に、立体がある。そんなイメージの喚起が、洒落ている。
EYE TRACKING シリーズ広告。
ジェフ・クーンズ Jeff Koons HANGING HEART
アルベルト・ジャコッメティ Alberto Giacometti LARGE STANDING WOMAN Ⅱ
ソル・ルウィット Sol Lewitt INCOMPLETE OPEN CUBE 10/1
現在発売されている7・8月号は、2日から始まったモントルーのジャズ・フェスティバルを特集している。
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Advertising Agency: Euro RSCG Zürich, Switzerland
Executive Creative Director: Frank Bodin
Creative Director: Axel Eckstein
Copywriter: Ivan Madeo
Art Director: Christina Wellnhofer
Graphic Designer: Sarah Kahn
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ポスターは、ぱっと目にとまったのだが、このジムがどこにあるのか知らなかった。どうも、住宅街の一角のようだ。
しかも、プログラムにざっと目を通したら、どれもこれも、かなりストイックでハードだ。
目標を持ち、もくもくと自分と向き合う人に、プライベート・トレイナーがついてしっかり鍛えてくれるのであろう。私など、この手のジムのグループ・レッスンに入ったら、周囲の本気と熱気に負けて、真っ先に脱落するに違いない。
露出度の高くなる季節。胸だろうが背中だろうが、大きく開けたいところだが。
道は険しい。
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Brand:DAVID GYM
Advertising Agency:Publicis Zurich
Creative Director: Florian Beck
Art Director: Denis Schwarz/Florian Beck
Illustrator: Graphics: Thomas Berger
Photographer: Jonathan Heyer
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ふたつの選択。
私の顔。
あなたの顔。
真実の顔。
なぜ、旅を始めたのだろうと、その理由を思い出すとき、
私たちは、ようやく自分の真実の顔を知ることができます。
それは、時々、忘れていたりするもの。
映画が始まって、そういう人生もありうるかもしれないと考えてもみる。
しかし、ほとんどの場合、私が見たものはどうも好きになれない。
私は、ブランケットを被って、何日もベッドにもぐっている、
そんなこともある。
想像してみましょう。
世界は、その巨大な車輪を回転させているのだと。
同じパターンを異なる形で、何度も何度も繰り返し回っているのだと。
私たちの人生には、二つの嘘があります。
私たちが誰かに語るものと、私たち自身に打ち明けるもの。
愛。
それが、ただひとつの答え。
いったい何が真実なのか。
探し求めて辿りついたところに、私は、その答えを見つけました。
私は、いつもずっと前を見ていました。後ろではなく、前を。
それより他にいい方法なんて、ありはしません。
人生は瞬く間に変わります。
私たちよりもさらに速く。
大切なのは、今までよりも、もっと豊かなコミュニケーション。
言葉の多さではなく、言葉を超えて。
時代は、ますます加速しています。
だから、私は壁にぶちあたるまで、
自分がいったい何者であるのか、はっきりと見ることができないのです。
私たちは、希望を実現していきます。
旧いシステムは、脱ぎ捨てられます。
時代はスローダウンし、本来の基本へと立ちかえるでしょう。
私たちは、新しい道を発見することができます。
永遠に変わることのない道です。
なすべきことを見つけるだけではなく、それよりもさらに、
日々の仕事のひとつひとつのことから、よりよくできることを導き出す。
そのような責任を果たしていきたいと思います。
なぜ、この旅を始めたのだろうと、思い返すのは、描いてきた軌道。
それは、さなぎから蝶が生まれ、ひらひらと宙を舞うことに似ています。
空を飛べたらいい、そう思いませんか。
私は、今でも思っています。
YOUR FLIGHT, SWISS MADE
(独語・英語より 訳:八木美恵子)
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光や生命を感じるCMなので、こういう季節に見直してみるのもいいかもしれない。
スイスインターナショナルは、現在ルフトハンザの傘下にあるが、やはり、スイスの顔である。
モットーは、「個人的な配慮」「スイス・ホスピタリティ」「細部への高品質」。
このショートフィルムは、スイスの映画監督マーク・フォスター Marc Forster とコラボした作品。制作は昨年だが、ロングランで今でも流れている。
2分27秒。
Brand: Swiss Air
Advertising Agency: Publicis Zurich
Creative: Martin Deneke
Director: Marc Forster
Producer: Peter Lehner
Director of Photography: Roberto Schaefer
Editor: Jay Nelson
Production: Ping Pong Animation: MK12
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お元気ですか。スイスの牛です。
日本は、トラ年なんですね。
ここは、どうかなぁ。寒いし。
アイドルは、いろいろいますが、
年間通じてっていうことでは、やっぱり、牛が人気じゃないかしら。
冬の間は牧場に出ないので、あまり人に会う機会もありませんが、
ミルクは、毎日お届けしています。
週末は、友達と近所の雪山に出かけて、こんな感じでスノボしたり。
ポスターになった3点は、冬のキャンペーンのお仕事。
ジャンプも楽しかったけど、CMでは、スケルトンにトライしてみました。
今度の金曜日から2週間ほど、スイスはスキー休暇。
ちょっとまた滑ってきます。
TVスポットは、こちらから。
© Swissmilk
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初めまして。私たち、スイスの牛です。
今年の夏のキャンペーン広告では、私たち、スケートボードで街を走りました。
ハードワークだったけど、うまく滑ることができたし、上がりもなかなか。
でもね。それって、去年、こんなふうに何ヵ月もヨガってみた成果かな、と思います。
草とお昼寝だけじゃダメ。おいしいミルクのためには、私たちもフィットネスが欠かせないの。
よろしければ、ご一緒に。
Photo: © SMP