寒い季節が長いので、夏のあいだは庭やバルコニーで食事をすることが何よりの楽しみになる。
冬のフォンデュに代わる定番料理といえば、スイスでは、何と言ってもバーベキュー。
メニューをあれこれ変えて、今日も明日もバーベキューということも珍しくない。週末には大概ご近所からお肉やソーセージを焼くいい匂いが流れてくる。
バーベキューグリルは、ご招待でもホストの男性が番をするから、材料を揃えておいて、あとはおいしいサラダとデザートがあればいい。
夏のサラダに、ちょっとリッチなドレッシングを使った。
ブルーチーズ、クリームチーズをベースに、すりおろしたガーリックがアクセントになっている。オリーブオイルは普通だけど、ハーブのヴィネガーを合わせることでチーズとのバランスがうまく取れて爽やかになる。
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百貨店のグローブスのドアを開けたら、入り口にカラフルな文房具やリュックサックが無造作にデコレーションされていた。キャッチフレーズは、”Go back to school ! ”
スイスの学校の夏休みは、州によって違うが、早いところはもう先週でおしまい。
8月の気候はまずまず恵まれているが、雹が降ったりものすごい暴風雨がやってきたりして、猛暑は過ぎた。
それでもまだ晴れて泳げる日があるので、湖のビーチでは夏を惜しむ人々が夕方まで過ごしている。ご近所のシニアのカップルも、編み物や本を持っていつもの大きな木の下にデッキ・チェアを並べている。
向こうの飛び込み台では、子どもたちが思い思いにジャンプしては、次々と湖面に消える。
人なつこい鴨の親子連れが寄って来て、沖へむかう私の目の前でゆっくり泳いでいる。
白い定期船が汽笛を鳴らす。甲板には、観光客や仕事帰りの人々が並んでいる。
季節は、もう秋に向かい始めている。