スイスから戻ってくる前日に、あれこれチーズを買い集めた。何しろバゲージをしまっておく飛行機の室内はC10度以下、と聞く。以前は、日本から干物を大量に持ち帰ったものだが、今回は、ありがたそうに鰻を運び、チーズを持ってくるという具合だ。
日本のチーズ専門店の方が聞かれたら何と言われるのか。私は日本に持ってきたチーズは、すぐ食べる分以外は即座に冷凍する。これは、スイスのチーズ屋さんからも聞いた方法なので、もし海外から食べきれないほどのチーズをいただいたりした場合はお勧め。持ち帰る場合は、小分けにしてバキュームパックしてもらうと、日本での使い勝手がいい。
久々に友達に声をかけ、簡単ランチにご招待。
ディナーの用意は、まだ時差ボケしていた私には辛いが、ランチは気が楽。この夏の間中、すっかりはまったリゾットをメインに、デザートは、シナモンの利いたバーゼルの名物クッキーとイタリアのアマレッティ。
近所のスーパーで大きないちじくを見かけ、前菜は、いちじくのサラダと決めた。
元のレシピではギリシャのチーズを使うが、今回は、スイス産のパルミジャーノ・レッジャーノ。何かベリーが欲しいところだが、これは葡萄に変わり、ミックスペッパーとバルサミコでアクセントをつけて、なかなか秋らしいサラダになった。いちじくも葡萄も、皮ごといただく。
ワインは、ソーヴィニオン・ブラン。
昼間にちょっとお酒が入る、ふわっとした感覚がいい。批評精神にあふれた女性たちが集まると、ふわふわしたまま、話題は世界の西へ東へ。止めどなくかしましくなっていく。