25歳。パリでカール・ラガーフェルドに見出されたことを契機に、急速に頭角を表し、スター写真家へと駆け上がっていった、ミッシェル・コント Michel Comte。
その華やかな経歴を眺めながら、スリリングでセクシーで、ぎりぎりの緊迫感がみなぎるいくつもの撮影エピソードが、オーバーラップする。
チューリッヒ生まれのコントは、04年に、ウォーター・ファウンデーション The MICHEL COMTE WATER FOUNDATIONを、この地に設立した。また、ライフワークとして、世界の紛争地帯からのフォトルポルタージュも並行させている。
スタイルを生みだしてもそこに留まることがなく、新たな手法と切り口を鮮やかに見せ続ける、天才。
ミッシェル・コント30年の仕事を、360度の視野で回顧し、次、を提示する大規模な展覧会が、チューリッヒのデザイン・ミュージアムでスタートした。
2010年1月3日まで、というロングランだ。
Photo: デザイン・ミュージアム チューリッヒ MUSEUM OF DESIGN ZURICH
MUSEUM FÜR GESTALTUNG ZÜRICH
“ミッシェル・コント 30年の軌跡” への1件のフィードバック
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カテリーナ・フリシュ Katharina Fritsch。
彼女の手にかかった三次元のイメージは、新たな命が波打つ空間で、欲望と恐怖という人間の根源的な心理を揺さぶる。
新作は、奇妙な現代のエレジー。
ダイビングスーツを着た男は、おもちゃのように、タコの触手にからめとられてしまった。
Photo: チューリヒ美術館 Kunsthaus Zürich
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