雪が降った日に作ったリースは、やはりスイスの森の色になった。
今年も、ちょっと早めに東京のクリスマス・ディナー。
このオフィスをデザインしてくださった建築家氏やご紹介くださったアーキテクトの方々をご招待。
空間は、四季をひと回りして使ってみなければわからない。いろいろ我儘を言ってお世話になった皆さまに、ここで寛いでいただきたいと思いながら、なかなかタイミングがつかめず約束を果たせていなかった。
スイスでは、クリスマスにフォンデュ・シノワーズというしゃぶしゃぶのような料理をいただくことが定番だが、最近は、オリジナルにヌーベル・スイス風のコースを組む方が流行っぽいかもしれない。
あれこれ迷ったが、どこかにチーズを、と。前菜とメインの間に小さなフォンデュを入れてみた。
モン・ドール、黄金の山。スイスのヴァシュラン モン・ドールの入荷まではもう少し待たなければいけなかったので、お店の方がフランスのモン・ドール アルノーを勧めてくださった。
ちょうどこの日にほどよく熟成していて、火を入れるのはもったいないのかもしれないが、ガーリックを差し込んでたっぷり目の白ワインを注ぎ、オーブンで焼く。
とろとろのチーズが、皮つきのじゃがいもやバゲットの、ぱりっとした感じと絡んで、とってもおいしい。
今年一番というほど、冷え込んだ夜。
ゆったりと、なごやかな時間が流れていった。
素敵なイヴを。
メリー・クリスマス。
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