イースター前のある日。親しい先輩たちとディナーをいただいた。
オペラ座からトラムに乗って、約束のレストランは2つ目の駅。オンタイムのつもりが数分遅れてしまったが、扉を開けると、二人の笑顔がすぐ見えた。
私の白いナプキンの前に、緑色のリボンをつけた金色のイースターバーニーが、ちょこんと座っている。向かい側の席にも、もう一羽。
春を知らせるイースターは、待ち遠しい。誰かと会うとき、訪ねるとき。喜びを分かち合うように、この時期、こんな風にチョコレートのうさぎを贈る素敵な習慣がある。
チョコレート屋さんのショーウィンドーには、籠を背負ったうさぎ、自転車に乗ったうさぎ、ピンクのドレスを着たうさぎ、などなど、お店ごとに違う顔をした毎年お馴染のチョコうさぎが、ずらずらっと並んでいて楽しい。
さて、私も友達にうさぎを買おうかと街を歩いていたら、最近日本にも進出しているレダラッハLÄDERACHで、こんな可愛いいラッピングを見つけた。
今年のイースターは、4月5日。
寒いけれど、春が来た。
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