毎年12月が近づいてくると、今年のクリスマスは何色にしようかと考えだす。4本のキャンドルを立てるアドベントのデザイン、玄関のリース、そして皆が集まる部屋とテーブルのコーディネーション。
一度どこかで習って見ようと思ってスイス人の友達に尋ねたら、「そんな教室はないの・・・」と気の毒そうに言われてがっかりしたことがある。
子どものころから母親が作っているのを見たりお手伝いするうちに、何となく覚えていくもので、わざわざ人から教わるものではないのだそうだ。
健全な答えではある。
しっかりと組んだリースの土台はお店で売っているが、普段から玄関に飾っている木の枝や実は、森へ散歩に行ったときに探してくる。森のものは、森から運んではいけない。そういう約束も実際あるが、青々とした枝を切るのでなければ、許してもらおう。
市場で買ったモミの木の枝をひとかかえ。キャビネットの上に広げる。
部屋に森の匂いが流れてくる。
このコーディネーションでは、テーブルをクリスマスの森に見立てた。
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